2024年11月5日に GitHub から GitHub Actions への破壊的変更に関するアナウンスが公開された.特に Ubuntu ( ubuntu-latest
) に関する変更がやばそう.
公式アナウンス: Notice of breaking changes for GitHub Actions
ubuntu-latest
が指すバージョンが Ubuntu 22 から Ubuntu 24 へ
- 2024年12月5日以降,
ubuntu-latest
が指すバージョンが Ubuntu 22 から Ubuntu 24 へと変更される. - また Ubuntu 24 のディスク容量 SLA を維持するため,いくつかのパッケージが削除・変更された.
- 影響を受けるパッケージのリストについては actions/runner-images#10636 で言及されている.
- Node.js や Clang など古いバージョンが削除されるものもあれば Vercel CLI や Netilify CLI などの ツール系 は軒並み削除されている.(理由としては Removed from the Ubuntu 24.04 image due to maintenance reasons. とある.まあ妥当だよね.)
- 削除されるパッケージに依存しているワークフローに至っては12月5日以降正常に動作しなくなる可能性が高い.早急に対応したほうがいい.
Artifacts v3 の brownout
- Artifacts Actions
actions/upload-artifact
,actions/download-artifact
の v3 は2024年12月5日に使用できなくなる. - 近々予定されている上記変更の注意喚起を行うため,独自の brownout を実施する.
- 以下の期間中,これらの Actions を使用しているジョブは強制的に失敗するとのこと.
- November 14, 12pm – 1pm EST – November 21, 9am – 5pm EST
Fork Repository からの PR における検証フローの変更
- 現在 Fork Repository からの PR は自動的に実行できないようになっている.
- 2024年11月5日から GitHub Actions では Fork Repository からのプルリクエストは プルリクエスト作成者 & イベントアクター ( Repository の Owner など) 両者の承認が必要になる.
Webhook のレート制限追加
- 2024年11月5日から GitHub Actions では Repository ごとの Webhook レート制限を導入する.
- 各リポジトリのトリガーイベントは 10 秒ごとに 1500 件に制限される